研究風景の紹介

実験に用いる水溶液のpHを調整しています。実験の内容によって、水溶液のpHを変化させます。このときは、pH = 7.0を狙っています。

ピペットで正確に液体の容量を測り、水溶液に加えて濃度調整をおこないます。容量ごとに適切なピペットがあります。各種取り揃えております。

メノウ乳鉢とアルミナ乳鉢を使って、固体材料を粉砕して混ぜ合わせます。

光電気化学測定の準備が整いました。光電流の値は如何ほどでしょうか。大きな光電流が出力されるとテンションが上がります。

電気化学測定(水素生成)に使う電極を並べてみました。左から白金板の対極、銀/塩化銀/飽和塩化カ リウムの参照極、コイル状の白金線の対極です。

溶液プロセスによって、透明導電基板の上に半導体材料を析出させています。溶液の対流が起こらないよう静かに見守ります。

作製した試料(電極触媒)にリード線を取り付けた後、樹脂で被覆して絶縁処理をおこなっています。試料の数はたくさんあります。

試料(電極触媒)を水中に沈めて電圧を印加すると水を分解します。中央の黒い板状の試料からは酸素がブクブクと発生しています。

p型とn型の半導体光電極を接続した簡易型パラレルセルを作製しました。これを、水に沈めて光を当てると、水を水素と酸素に分解します。

2種類の半導体光電極をスタックさせた簡易型タンデムセルを作製しました。タンデムセルを使った水の完全分解の実験をおこなっています。

光触媒に擬似太陽光を照射して水を分解しています。水上置換法で水素と酸素を集めて貯めて、水素生成速度を計測しています。

電流と電圧を正確に計測するためには、ケーブルの性能も重要です。ケーブルの抵抗値の大小や外側の絶縁シールドの具合をテストしています。

液滴法(ドロップキャスト)で導電基板の表面に試料を析出させています。黄色の液体は、揮発性液体に金属錯体を溶かしたものです。このあと熱処理をおこないます。

いい感じに試料が焼き上がりました。このあと、構造特性、光学特性、電気特性を評価し、そして光エネルギー変換の性能評価をおこないます。

粉末の光触媒を作製するために、粉末をルツボの中に加えて、電気マッフル炉を用いて焼成します。

作製した試料は真空デシケーターの中で大切に保管しています。試料の数はたくさんあって、先輩たちの努力の結晶ですね。

作製した半導体材料の四隅にはんだ付けして、オーミック接触を形成させました。電気特性の評価に使います。

超音波洗浄機でしつこい付着汚れを落としています。この洗浄機の中に眼鏡を入れて洗ってはいけません。